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2006年11月29日

第六章-第10話 酒好という女(1)

第六章-第10話 酒好という女(1)

ところで、銀次郎さん折角ピーマン信金から融資が出たのに、居酒屋を始めたり、

投資顧問会社にお金を使ったりで、肝心のプレミア付き日本酒の販売はどうなっているの?



日本武道館を借り切って満天コンサートと平行して開催された満天市場は盛況で、

このために集められたプレミア付き日本酒はものの見事に完売した。

完売したのはいいのだけれど、満天市場はあくまでも決済は満天ポイントである。

酒好さんも最初はお酒の売れ行きに喜んでいたが、ポイントは貯まるが現金は入ってこない。

銀次郎には、アルゼンチンワインでは満天で決済してもらっているから、

恩返しのつもりで日本酒は日本円で支払いますと大見得を切ったのはいいが、

こんなに売るとは思いもよらず、いざ支払いの段になって慌てふためいた。


銀次郎から来た請求書の金額は180万円に達していたのだ。

小鳥遊(たかなし)さんに頼んで満天ポイントを日本円に両替しても、

とてもじゃないが大赤字になってしまう。

とりあえず、現金をかき集めて30万円だけは現金で払うが、

後は出来ればうやむやにしてしまおうと、腹を決めてしまった酒好であった。

日々の生活は、満天ポイントでお米、味噌、醤油から野菜まで手に入れる事は可能だから、現金はなくても何とかなる。



「風祭さん、一寸ひどいと思わない。銀次郎さんて、お酒の問屋さんでしょう。

何で問屋さんが、プレミアムの値段で私に卸してくるのよ。」


と風祭に食って掛かる始末である。

「一寸待ってくださいよ。

酒好さんと銀次郎さんで話し合って値段を決めたんでしょう。

僕は銀次郎さんから言われたとおり請求書を書いただけですから、

僕に言われても困るんですけど。

それに、プレミアムと言うのは本来そういうものですよ。

高いと思う人は買わないだろうし、

欲しい人は定価以上でもお金を払っても買うでしょう。」

「そりゃ〜そうだけど、サンプルだって請求してくるのよ。

銀座の満天市場に持ってきて、『皆さんで味わってください。』って言うから、

タダだと思うじゃない。

有料サンプルだとと分かっていたら、満天の社長さんや部長さんに上げたりしなかったわよ。」

「酒好さんのお気持ちは判りますから、銀次郎さんに伝えておきますけど、

どうしてちゃんと打ち合わせしなかったんですか?

一番の基本でしょう値段の事なんか。」

「当てにしていた、小鳥遊さんも、財布の紐が固いのよ。

あんなに日本酒やりましょうと私に言っておきながら、

『そんなに負担できないわよ』なんて言い出す始末で、私も正直途方にくれているのよ。

私の立場も分かってよ、風祭さん。」

「銀次郎さんだって、当てが外れて困惑してますよ。

全国各地で開催される満天会で売るために、かなりのお酒を集めていましたからね。

今になって、値段がどうの、お金がないのといわれても話にならないでしょう。

この日本酒の販売をきっかけに、満天オリジナル日本酒を仕掛けて、

酒好さんにも儲けてもらおうと思っているのに、

こんな初歩的な事でつまずいていたんではどうしょうもないですね。」




元々は、酒好との繋がりは金有だったが、例のバナジウム水の販売の件で、

酒好は負い目を感じており、人当たりのいい風祭に用件を頼む事が多くなっていた。

酒好とバナジウム水の繋がりは、健康食品「チャーガ」の販売と関係がある。

酒好は、「チャーガ」をはじめ、「コエンザイムQ10」や「ヒアルロン酸」などのサプリメントを販売していたが、

資金難から思うように宣伝も出来ず売上が伸びなかった。

そんなときに、電話工事の仕事をやっていた塩田という男が、スポンサーを見つけてきた。

このスポンサーは石油の卸を手がけている社長で、酒好、塩田に丸め込まれて、

「チャーガ」を販売する為の会社を作ってしまった被害者だ。


次に、酒好たちはバナジウム水に注目した。

元ジャイアンツのプロ野球選手で、新浦投手が広告塔になっているバナジウム水は、

インターネットでかなり売れているらしいのだ。

それもかなり高額のようだ。

そして彼らが目をつけたのが、『Dr.Vana』であった。

数あるバナジウム水の中でこの水だけが唯一『応用薬理』の認証をもらっているという触れ込みだった。

この水を扱うには、会社の株券を1株以上購入する事が条件だったが、

流石にそこまではスポンサーに言い出せなかった。

額面5万円株を130万円で持てというのである。

塩田が目を付けたのが、金有というわけで、

「この株は2年後ぐらいに、マザーズに上場する予定で、

そのときには1株5000万円の値が付く。」


などと、美味しいことを並べ立て、水の販売店登録をさせてしまった。

金有は、以前に手がけた事業で約4000万円ぐらいの借金を背負っていたので、

5000万は無理でも、5倍か10倍にでもなればと思い、

ついつい話に乗ってしまったのである。

上手く行けば、借金が返済できるかもしれない。そんな淡い期待もあったのである。



酒好たちは、「チャーガ」と「バナジウム水」を2本柱として活路を開こうとしたが、

酒好以外は健康食品に対してはズブの素人で、塩田などは基が電話屋だから、

健食など右も左も分からない状態で、所詮上手く行くわけがない。

始めて、3ヶ月もするとギブアップである。

お客のところへ行っても、「チャーガ」の話どころか、バナジウムのバの字も喋らない。

流石に温厚な金有も怒った。

「散々人を炊利用しておいて、2階に昇らせて、

梯子を下ろしてしまうとは一体全体どうなってるんだ。

ふざけるのもいい加減にしろよ。どう責任を取るんだ。」


そんな金有の怒りも、柳に風邪、馬耳東風と聞き流してしまうしたたかさである。

挙句の果てに、

「金有さん、あの株どうしました。

早く買い戻してもらったほうがいいですよ。

あまり評判がよくないようですよ。」


というのである。

開いた口が塞がらないとは、将にこういう事を言うのであろう。

そんなわけで、酒好は金有を避けるようになっていったのである。

頼りにされた風祭はいい迷惑である。


第六章-第11話 酒好という女(2)へ続く


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posted by ☆男 at 18:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 第六章 ハイエナの群れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんてしたたかな人達なんでしょ。。。笑
Posted by sainei at 2006年11月29日 23:24
saineiさん

本当に中年以上の元お嬢さんはしたたかですね。

あまり仕事上の知識を書いちゃうと、僕のモデルが誰かわかっちゃいますね。(汗
Posted by ☆男 at 2006年11月30日 09:52
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