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2006年10月13日

第三章-第2話 アルゼンチンマフィア(2)

第2話アルゼンチンマフィア(2)

青木、桃山、小金沢の3人は手を組み、アルゼンチンワインの輸入に踏み切った。

小金沢は渋々ながらなけなしの900万円を出資した。

紹興酒でお分かりと思うが、ワインもお酒に代わりが無く、酒免がなければ輸入できない。


青木は、銀次郎にアルゼンチンワインの輸入元になってもらうようお願いに行った。

あれ、銀さんの会社って酒免って持ってたの?
そうなんです、紹興酒のときは酒免持ってなかったので灰田に上手いようにやられたんでしたよね。


銀次郎は黄山の紹介で、ある会社を格安の100万円で手に入れた。

この会社に酒の免許が付いていたのである。

よく酒免許の売買で数百万円などと言われるが、

酒の免許だけが独立して売り買いされることは無い。

酒の免許が欲しければ、会社ごとM&Aしなければならない。

銀次郎はこの間の紹興酒の件で懲りていたので、

このM&Aは酒免の欲しかった銀次郎には渡りに船の話で二つ返事でこの会社を買ったのである。

黄山が相手から抜け目無く手数料を貰ったのは言うまでもない。


銀次郎は青木の依頼で、アルゼンチンワイン輸入の名義を貸した。

名義借り料として青木が持ってきた金は50万円。久々の収入である。




1ヵ月後、アルゼンチンワインは横浜港に到着。無事通関をパスして商業倉庫に移された。

商業倉庫と言っても、坪借りの倉庫で、出庫に倉庫関係者が立ち会うことは無い。

したがって、自分達で入庫、出庫、在庫の確認をしなければならない。

そこには黒田、緑川、赤沢らの『パクリ屋』『引き屋』たちがてぐすね引いて待ち受けていた。

彼らの手際は手馴れたもので、とにかく早い。

早いには早いが荒っぽい。

倉庫から青木の手はずで荷物を持ち出し、さっさと売りさばく。

売りさばく先は色々あるが、いわくがあろうと何だろうと値段が合えば買ってくれるのは、

なんたって『買い屋』である。

その代わり値段もシビアである。

こんなところに持ってくるのには、

それなりの訳があることは先刻承知の上で買うのである。

彼らがよく利用するのは、通称「茶山のばあさん」である。

茶山のばあさんはこの業界では妖怪というあだ名で通っている。

70歳を超える高齢ながら、若い衆に混じってカラオケに行ったり酒飲みにも行く。

品物の買い付けには自分でワンボックスを運転して何処へでも出掛ける。

口が堅く、仕入先に関しての情報は、警察だろうと誰だろうと頑として明かさない。

それが闇世界では良い評判となって、「茶山のばあさん」のところへと皆集まるのである。

都内にディスカウント店を3店舗も持っていて、消費者にも安売りの店として評判も良い。

青木にとっても、「茶山のばあさん」は上得意である。

小金沢には、売れ行き好調と盛んに吹くが、
売上金は手形決済と言ってごく一部しか渡さない。


それから1ヵ月後、青木は金主もとの小金沢に

「売れ行き好調だから、追加でワンコン(20フィートコンテナ1車)いきましょう。」

と持ちかけた。

「お前なあ、そんなに売れてるんだったら金入れろよ。


どうなってるんだ?一体全体。」

「大丈夫ですよ。手形でちゃんと貰ってますから。」

といって、数枚の約束手形をちらつかせた。

手形の決済は、起算日から数えて210日。

いわゆる台風手形である。

「どおしょうも無い奴っちゃな、青木さん。

プロともあろうあんたがそんな台風手形貰ってきてどおするの。」


元々青木はこの手形を現金にする気など微塵も無い。

小金沢に何か言われたときのために用意した手形である。

こんな手形は『紙屋』に行けばいくらでも手に入る。


(どーも変だ!あいつら何かたくらんでるな。)

伝票が切られてなくて、品物だけがどんどん減っている。

(一度、問いたださなければ駄目だな。はめられたかな?)と疑心暗鬼になる小金沢だった。

一方青木は、小金沢の意向を無視して、第2便の発注を出していた。

当然聴牌物産の名前でである。

1便目をLCで決済したことによって、

2便目は信用取引で品物が日本に着いたら決済してくれればいいという。

アルゼンチンの商社も日本人は全て善良だと思っているのだろうか。

とにかく、発注は受理されたのである。

いざとなれば、小金沢はお金を出すだろうと、青木は高をくくっていた。

それがとんだ誤算で、小金沢にはお金が無い。

品物は横浜港に着いたが、通関も切れない。



運が悪いことに、相手方のエージェントが金を払えと言ってきた。

どう見ても素人には見えない。

ゴッドファーザーに出てくるイタリアンマフィアのような迫力があった。


「年内に決済してください。


出来ないときはわかってますね。」


といって、眼光を光らせる。

青木は正直、生きた心地がしなかった。

キ○タ○が縮み上がって、体の中にめり込んだように感じた。



話は、桜井熊子と青木の場面に戻ります。

「ワイン代決済しないと、指をとられちゃう。

指だけじゃないかもしれない。

明日の今頃は、東京湾に沈められて魚の餌にされてるかも。」
と半べそで訴えた。

???日本やくざの指詰めって、アルゼンチンマフィアにも流行ってるの。

グローバルになったんだ。凄いね、日本やくざって。


熊子は熊子で

「やくざでもないのに指とられちゃうんじゃ、青ちゃんも困るよな。」などと言って、夫の寅蔵の顔色を伺う。

「熊子、しょうがないから1本出してやれよ。」

「お父ちゃんが良いってよ。だがよ、おめえさん、ワインはこっちのもんだぜよ。」

「解ってます。一筆入れますから。」

こうして青木は何とか1000万円を工面して、

アルゼンチンマフィアの手から逃れることが出来たが、

アルゼンチンワインは桜井熊子にとられてしまった。

青木自身は、ワインを取られたとは少しも思っていない。

桜井熊子に少しの間預けているぐらいにしか思っていないのである。


この感覚の違いが、後に大きな問題となるのである。

第3話 金貸し屋熊子(1)へ続く

銀次郎がここまでに使わされたお金の累計・・・50万入金ありで、1550万円

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この記事へのコメント
やはりこの世界、常識は通用しないのですね〜
桜井熊子ってまたまた一筋縄でいかない人物が
かんできたのですね。
楽しみです
Posted by sainei at 2006年10月15日 11:14
そうなんです。
正直言って熊子凄いです。
でもこれから続々新キャラ出てきます。
楽しみにしてください。
Posted by ☆男 at 2006年10月15日 11:25
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