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2006年09月26日

第二章-第2話 紹興酒は蜜の味(1)

第2話 紹興酒は蜜の味(1)

暫く経ったある日、銀次郎の事務所に灰田がひょっこり顔を現した。

相変わらず、アルマーニのスーツを着こなし、腕にはローレックスが時を刻んでいる。

見るからに会社の社長か重役の風格があり、一分の隙も無い。

灰田はソファーに腰をおろし、メンソールの効いたシガーを内ポケットから取り出し、

唇に軽く咥え、ジッポーの火をつけた。

深く煙を吸い込み、気だるそうに煙を吐き出し、やや間をおいて

「よお、元気かナベさん。健康ランドの件では世話になりっぱなしで、

お陰でわしも大助かりだったよ。恩にきるよ。」と話し始めた。

古い仲間は、金山銀次郎をなぜか「ナベさん」と呼ぶことが多い。

彼の以前の通名が「鍋島」か「渡辺」だったからであろう。


* 通名とは戸籍上の名前ではないので、自分で勝手に名乗れるらしいが詳しくは知らない。


「俺もそろそろこの仕事から足を洗おうかと思っているんだよ。

いつまでもこんなことをやっている歳でもないし。」

「何言ってるんですか。弘ちゃん。まだまだこれからですよ。」

「実はちょっと上等のヤマがあって、そいつを料理したら引退しようかと思ってね。」

「弘ちゃん。そのヤマは銭になるんでっか。」

金儲けには目ざとい銀次郎は即座に、灰田に聞いた。

「ああ、大きなヤマだ。」

「そーでっか。」

「中国の紹興酒を引こうと思ってね。安く入るルートがあるんだ。」

「紹興酒ね。何年物や?」

「5年物や。」

「そうか、5年物か。ちいと若いな。」

「それで、ワシ一度中国に行かんとあかんねん。」

「中国人は気い付けなあかんぜ。あいつらは人をだますのをなんとも思っておらん。」

「それは大丈夫だ。昔からの知り合いが中国の共産党幹部と昵懇(じっこん)なので、

ノープロブレムだ。」

「ほならいいけど。あいつらはどうも虫が好かん。」

「大丈夫だよ、ナベちゃん。交渉は全てワシがやるから。」

「それで、ワシは何をすればええねん。」

「混載で輸入したんでは高くつくので、20フィートコンテナ1車引きたいんだけど、

数が18,000本になる。仕入と販売に協力して欲しいねん。」

「よっしゃ、協力したるわ。知り合いの酒のディスカウンターに話し持ってくわ。」

銀次郎は二つ返事で仲間に加わることになった。



第3話 紹興酒は蜜の味(2)
へ続く

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